Vocal Mechanics

不思議。奇跡。感動。
声を学ぶことは、
まだ見ぬ自分に出会うこと。

ソプラノ歌手の方より

声について疑問を感じ、先生を探していました。 風邪を引きやすい、ビブラートの幅が広くなる、低音が出ない、高音も出しにくい、歌ったあと声が枯れるといったことが続いていました。とても神経質になっていました。 年齢のせいかと思う反面、いつだったかテレビで80歳の引退したオペラ歌手が現役に劣らず豊かな声で歌っていたのを思い出し、年齢のせいではない、発声に問題がある、と同時に、私も“長く歌い続けたい”。そう強く思うようになったのです。

友人から路子先生の「声のお話し」というPDFが届き読んでみたところ、共感する部分が多く、道が開けそうな、光が見えそうな思いがしたのです。すがる思いで先生をたずねました。 初めてのレッスンはとても衝撃的なものでした。驚きの連続です。今までのほとんどの先生が口を揃えたように同じことを言う、その真逆のことばかり。一音一音、低音から高音まで時間とエネルギーと息を丁寧に使って進んでいきます。先生の言われるがまま、声を出していきます。導く先生の声は今まで聴いたことのない丸く豊かな内から湧いてくるような音色。感動しながらも進んでいく中で、後でのどが痛くなるんじゃないか、ガラガラ声になるんじゃないか、と不安にもなりましたが、実際はそんなことは全くなく不思議と心地よくすっきりしたのです。未知の感覚、そして、出てくる声はずっと聴いてきた自分の声とは全く違う声でした。

「そう。それが〇〇さんの声。サウンド。もっともっと声が大きくなる。」と先生。

自分のまだ知らない声、感覚を、聴いてみたい!知りたい!探していた先生だと確信しました。 今までやってきたこと、全てを捨てゼロからやり直す覚悟で、真っさらの気持ちで、色んな意味でラストチャレンジだと腹をくくりました。 それから約二年半が経ち、いくつかの段階を経て (たぶん。段階は自分ではわかりません。先生の中での段階。) さらに声は変わってきています。レッスン内容は毎回違います。先生は声を聴いて何が足りないのかをすぐに判断し調整してくれます。何も考えず、何もしようとせず、ただ言われたとおり声を出します。何もしない。Non Doing. (これが難しいのですが。癖が見え隠れするのです。) するといつの間にか以前できなかったことができるようになっているのです。 身体の中から湧き出てくるような感覚。魔法のようです。昔は、上手くいかないと悩み、あーでもないこーでもないといじくりこねくりまわしていました。今思うと、一体あれは何だったのかと思います。自ら悪循環を引き起こしていたのです。それは導いてくれる人、気づかせてくれる人がいなかったから。この二年半、路子先生とイリアン先生に教わる過程で多くの気づきや変化がありました。声のことはもちろん、練習の仕方、音楽との向き合い方、日常の生活のこと、生き方にまで。考え方さえも変わってくるのです。二人の先生は、えっ!?と思うようなことや、一瞬落ち込むこと、固まってしまうようなことも言います。それは、たいてい気づきを促してくれているタイミングだと思うのです。

気づくことで制限を外し、また一歩先へ、未知の世界へ進めると感じています。二人の先生は良い方向・正しい方向へと導いてくれます。気づけるかどうかは自分次第です。

大学時代に学内外問わず何人かの先生のレッスンを受けイタリアでも有名な先生のレッスンを受けましたが、日本もイタリアも内容は大して変わりませんでした。 残念ながら、現時点でこのお二人の他に正しい方向へ導くことができる指導者はいないと感じています。より良く演奏するために不可欠なことすべてが統合されたレッスンがあります。 上手くいかない、声がおかしい、身体の使い方が知りたい、息の長い演奏活動がしたい、など音楽をより深く学びたい方はもちろん、これからの音楽家を育てる指導者の方にこそ勇気をもって知ってもらいたいと強く思います。

ソプラノ歌手の方より

伊達先生のレッスンを受けて

ソプラノの友人から「素晴らしい先生がいる」と、ずっと誘いを受けていた伊達先生の元に、ようやく「行ってみよう!」と決心がついたのは、私が残された人生の中で、もう一度リセットして再出発したいと思える出来事があったからでした。

音楽コースのある高校時代から声楽を始めて、約20年がたち、様々な先生に指示してきた中で、20代後半のあたりから、自分の発声はなんか違う‥学生のとき歌えてた曲が歌えない‥練習すればするだけ喉に負担がくる‥

と常々悩みながらも、頑なに続けていました。

特に、体に力が入る。そのため息が続かない。自分の歌っている動画を見ても不自然な動き、不安定な声‥。

悩みだらけ、コンプレックスの塊のような自分の歌が本当に嫌いでした。

なのに、私は子育てに忙しいと自分に言い訳をしながら、自分のすべきことから目を背け続けていました。

このまま(今の歌い方のまま)で、歌い続けることは、自分の音楽人生の中で達成感を得られることはないだろうと限界を感じながらも、なかなか別の一歩が踏み出せず、漠然と悩み続けていました。そんなある日、突然の免疫異常により人生初の入院、持病を抱えることになったのです。

それをきっかけに、自分の残された人生の過ごし方について考えさせられ、後悔のない生き方をしたいと思い、ちょうど誘われていたアカデミーを受ける決心がつきました。

初めてのレッスンは

「えっ?こんな声を出していいの?」

「今まで思っていた声の出し方の真逆のやり方?いや、全く新しいアプローチだ。」

と思いながらも、言われるがままにどんどん新しい世界に入っていく感じでした。

と言ってもすぐに良い声になるわけではなく、むしろ変な声を時々出しながらですが、少しずつ身体が鳴っている、今まで使ってこなかった部分が目覚めてくる感じに、どんどんワクワク感と幸福感が湧き出てくるようでした。

アカデミーでは5日間レッスンしていただきましたが、まだまだ本当の歌い方の序章部分しか習えてはいないとは思います。でも先生からの言葉には、はっきりとゴールのイメージ像が見えるので安心感が持てます。今までの遠回りでもやもやしたやり方ではなく、確実に的確に導いてくれるやり方だと確信が持てました。

今まで習ってきた色々な声楽の発声知識が、脳内でごちゃごちゃになっていた状態が、レッスンを受けて、すっきりと断捨離され新たな方向性が見えてくる、そんな感覚に喜びを感じています。

それに、日々の生活の中で、ついついネガティブに考えたり、後回しにしてしまう嫌な性格でしたが、それさえも捨て去り、生き方そのものがポジティブ思考になれるような、そんな不思議な感覚も持てるようになりました。

レッスンを受けて、1ヶ月経った今でもその感覚はずっと続いています。

伊達先生、イリアン先生との出会いで、私の音楽人生の再スタートになったんだと改めて思っています。