Breathing Awareness

呼吸とは、
ただそこにあるもの。

メゾソプラノ歌手の方から

イリヤン先生によるブリーディングアウェアネスのセッションを受けました。

施術は力を抜きイリヤン先生の言葉に委ね、導かれるままに進みます。初めてのことなので「どうなるの?」「何をするの?」という気持ちが起こるかもしれませんが、自分でのジャッジや考えは無視して、とにかく先生を信頼しリラックスして先生の言われるがままに。眠る前のボーッとした感覚で遠くから先生の声が聞こえ、施術が進んでいきます。

施術後、声を出して見ると不思議なことに遮っていた壁が取り払われ下から上への通りが良くなり、声が自然と湧き上がってくる感覚がありました。

人の前で演奏をする時、演奏に対する恐れ、不安、良く見せたいと思う見栄であったり、頑張りたいと思う力みなどで知らず知らずのうちに力が入ります。それこそが身体を遮っていた壁の正体で、自然と湧き上がる声を止めていたものなんだなぁと思います。

自然な呼吸から自然な声が生まれる、そしてそれは何かを良くしようと思って得られるものではなく何もしない自然な状況から生まれるものであるという事をブリーディングアウェアネスを通して感じました。魔法のような時間をありがとうございました。

ソプラノ歌手の方から

ブリーディングアウェアネスを受けてみてわかったこと。

今までに2度、イリヤン先生からブリーディングアウェアネスの施術を受けました。受けてみてわかったことは、息を吐くことが重要だ、ということです。

施術では、イリヤン先生を信頼し身を委ね、先生の導くままひたすら息を吐くことに集中します。顎の力を抜き、声を出しながら身体中の空気を吐き出します。身体が欲するタイミングで息を吸います。しばらく繰り返していくと、身体が緩んで心地よくなり、どこにも力みがない状態になります。

驚いたのは、施術後に歌うと何にもしていない(力が抜けて何もできない)のにすっと声が出たことです。息を吐いているだけなのにしっかり声が鳴っているのです。それがとても心地よいのです。

施術前は、声を出す直前に無意識のうちに何かをしていたこと、それが声を開放する妨げになっていることに気づきました。自分で知らず知らずのうちに壁を作っていたのです。

路子先生に出会うまでの私は、長いフレーズを歌うためにも”息を吸うこと”を教わってきました。でもそうすることで、不必要に身体の至るところが緊張し声を閉じ込めていたのでしょう。真実は全く逆でした。

無意識のうちに何かしていることに気づき、何もしないことで自分の中の本来の音が開放されていくことを実感できる機会でした。感動の瞬間でした。

クラリネット奏者の方から

ブリーディングアウェアネスを体験して

この体験を記録するため、何度も文章として書こうと試みた。が、うまく言葉が綴れない。それほどまでに、“体験してみないとわからない”ことであり、“体験したらわかる”ものである。

一言でいうなら「開放」。

人は生きていくために当然呼吸をする。体に備わっている自然な機能である。

しかしながら、なんらかが原因でその機能が凝り固まってしまうようだ。

その機能を取り戻す、あるいは、機能するように促してくれるのが、ブリーディングアウェアネスである、と私の経験から考える。

ブリーディングアウェアネスを受けた直後に楽器を吹いた感覚は、人によって様々である。

私の場合は、息が濃厚に、量が増える、すんなり出てくる、圧が増す様な感覚を得た。私は何度かブリーディングアウェアネスを受けたが、その度に感じ方は違った。

聴講した他受講生の方々のブリーディングアウェアネス後の反応は“鮮やかな驚き”といった感じで、それぞれに感想はちがうものの明らかに喜ばしい変化が起こったことは間違いなかった。

どんなに指がまわっても、息が豊かでなけらば豊かな音にならないのが管楽器である。緩やかな歌部分も、華やかなパッセージも、豊かな響きあってこそ表現のフィールドに生きることができる。

「その人本来の響き」をブリーディングアウェアネスは呼び起こしてくれる。