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コンクールが終わったあと

コンクールを受ける目的について
考えたことはありますか?

コンクールとは、
自分を成長させるための、
トレーニングツールです。

コンクールへ向けて、
どれだけ自分と向き合えたか
どれだけ技術を磨けたか
どれだけ音楽を理解できたか
それらの経験こそが
最も大事なことです。

コンクールやオーディションは
音楽人生の通過点に過ぎません。
やって来ては、過ぎ去っていく、
そして、その後も歩み続けるだけです。

コンクールを受けるにあたって、
正しい準備を積み上げていくことは
何よりも大事なことですが、

同じように、コンクールを受けたあと、
その後の結果との向き合い方も、
とても大事です。

コンクールを使って、
音楽家として成長していきたい、
ステップアップしていきたい、
という人向けです。

コンクールの結果に振り回されない

コンクールの結果に振り回されて、
混乱してしまう人が多くいます。

例えば、

1位になった場合
あぁ、私はこのまま音楽を
継続してやっていっていいんだな。
私の今ままでやってきたことは
間違いじゃなかったんだな。

2位や3位になった場合
あぁ、私が今までやってきたことは
方向性は合っているんだな。
でも、1位になるには
まだ何かが足りないんだな。

予選通過もしなかった場合
あぁ、私がやってきたことは
何かが間違っていたんだ。
今までのやり方を変えなくてはいけないんだな。
今までとは方向性を変えなくてはいけないんだな。

こんな話を聞くことがよくあります。

こんな風に感じたり、
言われたことのある人も
多いのではないでしょうか?

これは果たして良い結果の受け止め方でしょうか?

このような結果の受け止め方は、
人と比べている、
ということがベースにあります。

1位になった場合
人からの承認によって、
自信を得たような気になっている。

2位や3位になった場合
自分にはまだ人に認められるためには
何かが足りないと感じている。

予選通過しなかった場合
人に認められるためには、
まだまだ実力不足。
さらには今までの準備が間違っていたと感じている。

いずれも指針は、自分の外側にあります。
外側の基準で、自分を判断しています。

つまりそれは、
自分の進むべき方向性を
自分以外の誰かに委ねている
という状態です。

そう考えると、
ずいぶんと人任せな話だな!
と思いませんか?

コンクールの結果次第で、
今まで積み上げてきたことを
不十分に感じたり、
今までのやり方を
コロコロと変えてしまうようでは、

『今までやってきたことは
一体なんだったんだ!?』
ということになります。

人と比べ続けていると、
自分がやっていることが
どんどん分からなくなっていきます。
自分を見失っていきます。

コンクールでは、
毎回参加者も違えば、
全員それぞれに個性があり、
サウンドも違います。

コンクールの結果によって
自分の今後の指針が揺らいでしまうと、
自分軸はどんどんズレていってしまいます。

コンクールの結果にこだわってしまう場合は、
コンクールに参加する目的を
もう一度見直してみることです。

コンクールの準備は注意深く、慎重に!

コンクールの準備にあたって、
技術を磨くことや、
そのための理解を深めることは、
本番前のやっつけ仕事で
できるようなことではありません。

長年の日々の積み重ねが、
そのままに、本番へ向けての準備期間である、
ということです。

それはつまり、
小さな頃にまでさかのぼって、
今まで積み上げてきた時間すべてが、
コンクールの日までの
準備期間であるとすら言えるのです。

正しい準備のプロセスとは、
時間をかけて、
ひとつひとつの歩みを、
着実に積み上げていくものです。

コンクールに限らず、どの本番も、
そのための準備は注意深く、
慎重に行わなければいけません。

たった1回の苦い本番の経験が、
心身に大きなダメージを与え、
すっかり自信を失くして、
演奏家としての道を諦める人もいるくらいです。

音楽を続けるためのモチベーションのため。
結果を出して自信をつけたいから。

などの理由で、
大した準備もせず
コンクールに挑んでしまうと、
それによってその後の音楽人生に
影を落とすことにもなりかねません。

コンクールへは、
正しい準備をしてのぞまなければ、
痛い思いをする可能性も
あるということです。

結果はあってないようなもの

コンクールを受けることは、
学びのプロセスにおいて、
ひとつの通過点であるだけです。

本番は、今までやってきたことを、
ただ開放する場です。

音楽を感じて、
音楽を楽しんで、
サウンドを開放する。

そして、本番が終われば、
それについては振り返らず、
ゆっくりと休んだら、
さらにその先へと歩みを進めていくだけです。

つまり、コンクールへ向けてできることは、
本番前にはすでに終わっている、
ということです。

あとはやるだけ!の状態です。

それまでの準備期間こそが、
コンクールのすべてであるということです。

本番では、
うまくいったところもあれば、
うまくいかなかったところもあるかもしれません。

けれども、そんなことは大したことではありません。

それが今の自分にできることであって、
プロセスの途中に過ぎないからです。

そのプロセスの段階で、
もっとここは意識的に
取り組んだ方がいいな、
ということや、
もっとこんな風に変わっていきたいな、
ということなど、
ある程度の方向性は
自分で分かっているはずです。

分かっていないといけないことでもあります。

そしてそれについては、
自分自身や、
自分を指導してくれている先生が、
自分たちの中で分かっていればいいことです。

コンクールの結果に
一喜一憂しないことです。

審査員のコメントに過敏に反応する必要もありません。

反省なんてしなくて良い

コンクールや本番を振り返って
反省する必要はありません。

え!?良くなかった点、
うまくできなかった点を
ちゃんと振り返った方が、
今後の改善につながるんじゃないの?

と思うかもしれません。

けれども、実際には、
コンクール本番で演奏していた
数分前の自分は、
もう過去の自分です。
今の自分とは違います。

過去の自分にとって必要だと感じたことを
どれだけ今の自分に言い聞かせたとしても、
あまり意味がないことです。

むしろ、そのことに意識を働かせ過ぎて、
バランスが崩れたり、
間違った方向に行ってしまったりなど、
逆効果の方が大きいかもしれません。

今の自分が良くなるために必要なことは、
過去の自分を反省することではありません。


昨日と同じ今日はありません。

今の自分を良くするためには、
新たな自分で、
新しい気持ちで、
ベーシックに還って
練習をすることです。

私たちは日々、
成長、前進しています。
変わり続けています。

昨日の自分を今日に持ち越してしまうと、
自然な成長の流れを
止めてしまうことにもなります。

新たな自分で
気づきを得ていくからこそ、
人は成長していけるのです。

締め 心に従う

自分が何をしているのか、
自分は何をしたいのか、
自分はどこへ向かっていきたいのか。

自分はどれくらいまでを目指しているのか。

自分の心の声に耳を傾けることは
とても大切なことです。

コンクールに限らず、
外の指針に頼っていると、
自分のことがよく分からなくなります。

それはとても受け身な生き方で、
自分の人生を、
自分の足で歩んでいない
ということでもあります。

『正しいことはいつも自分の外側にあって、
自分より確かな人の意見や教えに従っていれば、
失敗しなくて済む。』

私たちはそう教わって生きてきました。

けれども、
それだといつまで経っても、
自分がやっていることの答え合わせを
外に求めてしまうことになります。

コンクールの結果や、
人から認められることでしか、
達成感を得られなくなってしまいます。
そしてその達成感も
一時的なものでしかありません。

結局、どこかいつも満足できない状態が、
ずーっと続いていくことになります。

コンクールを受ける目的を
もう一度自分なりに考えてみてください。

自分以外の誰かの判断に、
自分の今後を委ねたいのか。

自分にとっての
学びや成長のチャンスにしたいのか。

そのあり方が、
コンクールの結果の捉え方にも
あらわれるのだと思います。

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