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恐れはどこから来ている?恐れとの向き合い方

人はなかなか変われない生き物です。
そのことはつまり、人はなかなか気づけない生き物です、とも言い換えられます。

気づくから変わっていけるんですけれど、これがまた、気づこう!と思って気づけるようなものではないんですよね。そのためには行動を起こしていかなくてはいけない、ということです。

自分の中にブロックや制限が存在していることにも最初から気づける人はいません。
何かしらの違和感や不自然さを感じていたとしても、それは氷山の一角で、その水面下には、違和感や不自然さを引き起こしている、様々な原因となるものが存在しています。
そしてそれらは、学びのプロセスにおいて、次々と顔を出します。目の前に立ちはだかる壁のように、突破したと思っても、次の壁、また次の壁、と切りがないくらいに現れてくれるんですよね。笑

先日生徒さんが、『最初は私の中に「怖い」が存在しているなんて、1ミリも思っていなかった。レッスンでその感情に気づいて驚いた。』と言っていました。数年間、私のレッスンを受けている生徒さんですらも、まだ知らなかった自分の感情があったことに驚く、ということが起きるんです。

怖い、という感情も知らず知らずのうちに身についてしまったクセです。
感情にもクセがあるんです。
怖いという感情を持ってしまったきっかけはいろいろあると思います。失敗体験や、誰かに言われた一言、人と比べられて傷ついた経験などから、『失敗するのが怖い。』に至ったケースなどはよくあることです。他にも自分でも気づいていないくらいのことが理由になっていることもあります。

なぜその怖いに気づけないか、というと、その感情を見ないように、見なくていいように、誤魔化す術のようなものを身に付けてきたからです。
アゴや舌に不自然に力が入っていたり、呼吸が浅くなっていたり、というのはほとんどの歌手に見られる症状です。それらは、あるポジションや型に自分をはめることで、自らを誤魔化し、多少なりともの安定感や安心感を得ようとした結果でもあります。

だから、レッスンで自然な機能を使って声を出す、ということを始めると、その誤魔化されていたものが露呈し始めます。そしてその原因となる感情も一緒に現れる、ということが起きます。
心や体を自然に開放することを止めているものが自分の中にあるんですよね。それに気づくんです。

けれどもそこで、その感情を押し込めようとしたり、追いやろうとする必要はありません。恐れという感情に打ち勝とうと思うと、そこでまた誤った方向に行ってしまう、ということが起きたりします。感情を別の感情に置き換えようとしてみたり、思考を別の思考で上書きしようとしてみても、何も解決しないということです。

ここで大事なことは、歩みを止めないこと。
淡々と、今までのように、練習を続けていくこと。
なぜなら、自然な機能を取り戻していくことでしか、恐れを軽減させることはできないからです。
それはつまり、恐れによって歪められた機能を、本来の自然な機能へと修正していくことです。
本来の機能を取り戻すことで、恐れは自然と小さくなっていきます。そして気づけば、恐れていた感覚すらも、思い出せないくらいのことになっていくはずです。

そのためには、恐れや不安、という感情に気づくこと。それで十分なんです。
それが、恐れと向き合う、ということでもあります。
そのことに気づいた自分で、また新たに練習を重ねていくだけ。
恐れという感情に気づけたということは、喜ばしいことでもあるんですよね。
自分が前進している、ということのサインでもあるからです!

恐れと向き合うのは決して愉快なことではないかもしれませんが、こんな風に捉えられると、歩みを止めることなく進んでいけると思います。
それは必要なプロセスなんですよ!ということです。

「怖い」という感情を素直に受け入れて、幾つもの「怖い」に気づいていくことで、道は開けます。
「怖い」と「ワクワク」は紙一重、とよく言われるのはこのことですね!
私には怖いものなんてありません、という人がいたら、それはそれでつまらない人生かもしれません。

 

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